■スティーヴ・コールマンが巡るヨーロッパ
90年代初頭、M-BASE*なるオーネット・コールマン以降のジャズにさらに進化したジャズを提唱した主宰者、スティーヴ・コールマンもラベル・ブリューの専属アーティストだ。カサンドラ・ウィルソンなどを輩出したM-BASEの活動拠点は、いまヨーロッパの各地の大学、音楽学校などで行なわれているスティーヴ・コールマンのワークショップにより新たな才能を発見しながら輪を大きくしている。最新作はクレイグ・ティーボン、ラヴィ・コルトレーンなど先鋭を従えたファイヴ・エレメンツで構成される。
スティーヴ・コールマン steve coleman
1956年9月20日米国シカゴ生まれのアルト・サックス奏者。77年にプロ・デビュー。ビリー・ハーパー、ブランフォード・マルサリス、チコ・フリーマンらと共演後、85年からJMTレーベルにリーダー作を録音。フリー・ジャズとヒップホップを合体させたような過激で斬新なサウンドが評判に。デビュー当時、ウィントン・マルサリスを中心とする新伝統派に対抗する勢力の頭目と目され、その一派はM-BASE派と呼ばれる。ラベル・ブリューと契約したことはショッキングなニュースとなった。 |  |
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Lucidarium, Steve Coleman LBLC 6673
クレイグ・テイボーン、ラヴィ・コルトレーンをファイブ・エレメンツに召集した最新作。 |
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On the Rising of the 64 Paths, Steve Coleman LBLC 6653
2002年発表作品。ワークショップで発見した新たな才能を起用。
マジック・マリックとの共演も収録。 |
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Resistance is futile, Steve Coleman
LBLC 6643/44
ラベル・ブリュ移籍第一弾作品はいきなりの2枚組ライブ盤。まさに狼煙をあげた入魂作だ。 |
*Macro-Basic Array of Structured Extemporizations?
Jazzをベースにさまざまな黒人音楽の要素を盛り込んだ「M-BASE」。スティーヴ・コールマン(as,vo)が提唱したM-BASE"Macro-Basic Arrayof Structured Extemporizations"。80年代、新伝承派がオーソドックスなスタイルに活路を見出したのに対し、ジャズをベースにロック、ラップ、ソウル、ファンク、エスニックなどの音楽性を取り入れていったスタイルを新伝承派とは別の流れの中でジャズを発展させる原動力になっている。中心となっている人物には、スティーヴ・コールマン、グレアム・ヘインズ、グレッグ・オスビー、ジェリ・アレン、カサンドラ・ウィルソンなどがいる。又、ヘインズとアレンはかつてファイヴ・エレメンツで活動していた時期がある。
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